PLANNING
「見えない声を聞く」

プランニングの第一歩は、オーナーの話を良く聞くことから始まります。
未だイメージにならない言葉の端々からキーワードを汲み取り、プランに落とし込んで行きます。
具体的に発せられる言葉より、むしろその部分に望むものがあるからです。

また、「立地の特性」という動かしがたい条件を十分に見極める必要もあります。
得てしてオーナーには、場所を得る前から「理想とする店のイメージ」があるものです。
しかし、少々意に沿わない場所でも
理想としていた店のイメージに無理矢理ねじ伏せるより
そこに何度か足を運び、周辺の環境に耳を澄ませることで、
そこに自然と納まる形を探ることの方がうまく行く場合があります。

これらの前提条件を踏まえた上で、
店のファサードや客席など表の部分、
厨房やバックヤードなど裏の部分を幾度となくスタディーし、
同時に人を惹き付けるレストランとしての味付けをして、
理想としているレストランのイメージを具体的な形として浮かび上がらせて行きます。

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